幼いころ親の勧めで音楽教室に通い、そこで『音楽』の楽しさを知る。以後、ピアノ・サックス・
オカリナなどの楽器を経て二胡と出会い、その切なく優しい音色に魅了され、演奏家を志す。
中国を代表する演奏家賈鵬芳・周耀コン(金偏+昆)に師事。
津軽三味線『吉田兄弟』との出会いによって、演奏家としてのキャリアが始まる。彼らとの全国
ツアーを経験することにより、ステージを創り上げることの難しさや、それに携わる多くのスタッフ
たちの素晴らしさを目の当たりにし、その後の演奏活動の大きな指針となる。ソロの活動では、一般
のステージだけではなく、四川飯店・横浜聘珍楼・グランドハイアット東京などの中国レストランで
の中秋節といったイベントでの演奏なども行う。また、レコーディングでは、岡本真夜・KinKi Kids・
Hey! Say! JUMP・キマグレンといったJ-POPのアーティストの楽曲に多数参加している。
近年では、声優・佐久間レイや、シンガーソングライターの工藤慎太郎のコンサートにも精力的に参
加し、ソロとはまた違う歌声に寄り添うような演奏で好評を得る。
アコーディオンや、ジャンベ、バンジョー、和太鼓などといった他の楽器とのコラボレーションによ
る、二胡の新しい音創りも模索中である。その一例として、アフリカンドラムバンドの【アサンテ】
の録音やコンサート、和楽器も参加するゴスペルバンド【HEAVENESE】にゲスト奏者として
録音やコンサートにも数多く出演し、2012年の、同バンドのアメリカ ツアーにも同行。
2000年に結成し、続けてきた『aco-nico』の解散後、2011年には新たに、アコーディオン
の大塚雄一と『弓風』を結成。ギターの高木大輔とのデュオ【ユミクロ】、その二人との
トリオ、【YUKAGENG】 でも、活動予定である。ジャンルにこだわらないそのスタイルで、
楽器とのコラボレーションだけで はなく、暗黒舞踏の第一人者、滑川五郎との共演
(大谷にて)や、映像作家でもあり、ミュージシャンの金大偉の主宰する 音と映像のコラボ
レーション など、その活動は多彩である。 また、講師活動・老人ホームでの演奏活動を
通して日本人にとっても 親しみやすい二胡の普及にも積極的に取り組んでいる。